5月のコーディネート
5月と言えば、新緑の季節です。
気温が上がり始めて、だんだんと夏の気配を感じられる季節です。
5月は袷の着物を着ることができる、最後の月です。
中旬以降は気温も上がるので、単衣の着物を着始めても良い頃だと思います。
昔は単衣は6月に入ってから、と言われていました。
でも現代は昔に比べて気温が高いので、早めに単衣を着ても大丈夫だと思いますよ。
せっかく着物を着るなら、季節感を感じさせる柄や帯留めなどを取り入れてみましょう。
5月に咲く花
まずは5月前後に咲く、着物の柄に取り入れやすい代表的なお花から。
※()内は咲いている時期の目安です。花の種類や地域、天候によって変わりますので、参考程度にしてください。
・藤(4月中旬~5月上旬)
・すずらん(4月中旬~5月中旬)
・牡丹(4月下旬~5月上旬)
・あやめ(4月下旬~5月下旬)
・バラ(5月上旬~11月下旬)
・芍薬(5月上旬~5月下旬)
・杜若(5月上旬~5月下旬)
・ひなげし(4月上旬~6月中旬)
・皐月(5月中旬~6月下旬)
・あじさい(6月~7月中旬)
・百合(6月~8月末)
・桔梗(6月上旬~8月上旬)
5月はたくさんのお花が咲きますね。
着物に季節の花を取り入れる場合、ほんのちょっと早めに取り入れるのが粋とされています。
季節の先取りは、その季節のことが「待ち遠しいわ~」という意味なのです。
5月上旬であれば杜若や皐月、中旬なら6月に咲く紫陽花や百合、下旬なら桔梗などがお勧めです。
ただし、藤を見に行く場合は藤の柄を取り入れても良いと思います。
せっかく藤を見るのですから、藤で揃えた方が気分も上がりますよね。
なので、柄選びは厳密なものではないです。
その時に一番楽しめる柄が良いと思いますよ。
5月のイベント
お花以外では季節のイベントにちなんだ柄が合います。
5月は端午の節句、母の日、梅雨入りとイベントがちょくちょくありますね。
なので、端午の節句にちなんだ鯉のぼりや兜もかわいらしいです。
母の日が近ければカーネーションも粋かもしれませんね。
梅雨入りが近くなれば雨や傘、しずく柄も素敵だと思います。
そして、なんといっても新緑の季節です。
なので、葉の模様でもとても合います。
コーディネート案
葉っぱ柄の着物で新緑コーデなんかは良いかもしれません。
また、しずく柄も良さそうです。
この着物に蝶々やお花を合わせると季節感がより出そうです。
蝶々の帯留めも良いかもしれません。
5月のコーディネート例
実際に5月に着物を着た時のコーディネート例です。
だいたいはみんなに褒められたコーデです(笑)