涅子の着物部屋

涅子の着物やコーディネート、着付けのことなど大公開します

MENU

【暑さ対策】真夏に着物&浴衣は正直暑い…でも着たい時の暑さ対策3つ

着物と浴衣の暑さ対策

暑いですね。夏なので仕方がありませんが…。

暑いけど着物や浴衣を着たいなら、できるだけ涼しく着たいものです。

熱中症にも気を付けないといけませんし。

 

そんなわけで、各方面で聞いたことや、自分なりの対策を3つご紹介します。

 

対策1:着付け師の卵から聞いた暑さ対策

着付け師目指して勉強中の友人から聞きました。

勉強中とはいえ、既に人に着せることが出来ますし、知識も豊富です。

 

彼女から聞いた暑さ対策は、冷えピタです。

 

 

冷えピタじゃなくても、こういったシートありますよね。

ドラッグストアで売っています。

 

この冷えピタを直接肌に貼ってしまいます。

着付けをする前、下着の状態で貼りましょう!

 

直接冷えピタを貼る! 

貼る場所は背中側の赤い円、三か所です。

 

 

f:id:tsubakimoto_neko:20180723124536j:plain

 

 

 

両脇の下には縦に冷えピタを貼ります。

着物や浴衣を着た時に、外から見えないように少し下側に着けると良いです。

 

舞妓さんが顔に汗をかかない秘密を聞いたことはありませんか?

ちょうど脇の下をぎゅっと縛ることで汗を止めるのだそうです。

 

縛るのはしんどいので、冷えピタなら楽ちんです。

 

 

続いて、背中側です。背中には横に冷えピタを貼ります。

なるべく帯で隠れる部分の方が、外に響かなくて良いです。

冷えピタは意外に厚みがありますし、汗を吸うと若干膨らみますからね。

 

お太鼓なら背中の真ん中辺りに貼りましょう。

半幅帯ならもう少し下側、腰より少し上辺りが良さそうです。

 

冷えピタを貼る時はちょっと冷たいですが、我慢ですよ!

 

実際に冷えピタを付けてみた

先日、実際に冷えピタ効果を確かめる機会がありました。

7月中旬、屋外の舞台で着物を着たのです。

当日は快晴で、真夏日でした。

 

私は踊らなかったのですが、舞台上で小道具を渡したりとお手伝い係をしました。

なので、着物をバッチリ着る必要があったのです。

 

絽の着物を着ましたが、夏の屋外です。暑いに決まってますよね(笑)

日陰でも暑いったらありゃしない!

 

舞台の出番前、1時間前ぐらいに着付けを始めました。

楽屋はエアコンを18度設定にして、冷え冷えの状態です。

冷えピタもバッチリ、三か所に貼りました。

 

それから着付けをして、舞台直前に袖へ行くと…暑い!

舞台は30分間なので、私はずっと袖か舞台上でのお手伝いでウロウロしていました。

 

ほんの10分も経たないうちに、背中や胸の間を汗が流れるのを感じました。

元々汗っかきで、緊張していたからかもしれません。

 

ただ、首から上は汗をかいていませんでした!やったぜ!

 

そんなこんなで30分の舞台後、楽屋へ戻る前にお客様とお話をしていたら、首から下は滝のような汗をかいてしまいました。

5分ほど立ち話をして、楽屋へ戻り、恐る恐る着物を脱いでみました。

 

汗対策がバッチリだったせいか、着物に汗は染みていませんでした。セーフ!

当時はこの汗対策をしました。 

www.kimono-neko.net

 

さて、冷えピタがどうなっていたかというと、汗を吸って膨れ上がっていました!

さらに、剥がしてみると、冷えピタがほっかほかになっていました(笑)

 

首から上に汗をかかなかったので、一応役には立ったと思います。

ただ、ちょっと心許ない感じです。

 

背中にはもっとたくさん貼っても良かった気がします。 

今回は合計3枚しか貼りませんでしたが、今度はもっとたくさん貼って試してみます。

 

 

対策2:男性用ボディペーパーでスースー

またもや着付け師を目指して勉強中の友人から聞きました。

先日、日本舞踊のお稽古で実際に試したのですが、これがなかなか良かったです。

 

汗をかいた時などに使う、ボディペーパー、ありますよね。

男性用のボディペーパーが非常に優秀なのです。

 

女性が買うにはちょっと勇気がいる気がしますが、背に腹は代えられません。

何種類かあるようですが、ギャツビーの「氷結」と書いてあるのが良いそうです。 

 

 

日本舞踊のお稽古で、汗だくになったところでこのペーパーを一枚貰いました。

使ってみると、なんてこった!スースーです!

しかも、スースーが30分ぐらいは続きました。

 

肌もサラサラになるし、スースーするし、これは買いだ!とすぐ買いに行きました(笑)

 

オススメはうなじと首です。

やっぱり首がスースーすると、体全体の温度が下がる気がします。

 

次にオススメなのは、手首と肘の内側です。

特に肘の内側は汗をかきやすいので、サラサラだと気分も違います。

 

出掛ける前に一拭きすれば、しばらくはスースー状態です。

何もしない時よりはだいぶ暑さをしのげました。

30分ぐらいあれば家から駅まで着きますしね。

 

だた、持続性がないので物足りない感じです。

スースーしなくなったから、と言って街中で拭くのはちょっと…ですよね。

 

それでふと、Netflixの人気の番組「QUEER EYE」に出演している美容のスペシャリスト、ジョナサンのお勧めを思い出しました。

暑い日にドライヤーをする時、首筋と手首にペパーミントオイルを塗ると良いと言っていたのです。

 

なるほど!と思ったら、日本ではあんまり良いペパーミントオイルが見つかりません。

ふと、そういえばハッカ油でいいんじゃね?と思いつきました。 

 

 

しかも、携帯用のスプレータイプもあるなんて。

さらに虫よけにもなるなんて。

 

これをうなじにシュッとしてみました。

しばらくはスースーする感じがしますが、ボディペーパーと同じような感じです。

 

しかし、持続性のなさは同じでした。残念!

虫よけになるので、花火やお祭りなどの野外のイベントでは重宝しそうですけどね。 

 

 

対策3:保冷剤を忍ばせる

こうなったらもう最後の手段です。

先日、テレビで歌舞伎役者さんの着替えの様子を放映していました。

 

その方は汗っかきで、いつも衣装の下に大量の保冷剤を仕込むのだそうです。

たしかに歌舞伎の衣装は重くて暑そう!

 

衣装なので大量の保冷剤を仕込んでも外から見てもわかりません。

その方はベストのようなものに、保冷剤をたくさん入れて着ていました。

でも、普通の着物や浴衣を着る時はちょっと真似できません。

 

なので、考えたのが小さい保冷剤です。

まず、タオルハンカチやタオル素材のポーチなどに、保冷剤を入れておきます。

 

着物や浴衣を着ていると、小さな物は帯や胸元に挟めますよね。

なので、さきほどの保冷剤を帯の前や後ろ、胸元に挟んでしまいましょう。

 

お出掛けの際は何個か持って行くのも良いと思います。

手に持つだけでもずいぶん違いますよ。

 

帯に挟む時は落とさないように注意しましょう。

なんなら着物や浴衣の下に保冷剤を入れてしまえばいいのでは?とお考えの方、気を付けてください!

 

補正用のパッドの中に保冷剤を入れるとかなりひんやりします。

しますが、肌に近い分、低温やけどには気を付けてください。

 

また、中に入れてしまうと、溶けた保冷剤を入れっぱなしで過ごさないとけなくなります。

以前、保冷剤を補正パッドに入れて浴衣を着てみたら、途中ですごく気になりました(笑)

 

 

こういう、袋を強く叩くと冷たくなるものもありますね。

こちらは出先でも、使いたい時に使えるので便利です。

 

ただ、30分ほどしか持たないので緊急時用ですかね。 

それに最近の猛暑のせいで、品薄状態らしいです。

 

着物と浴衣の暑さ対策まとめ

というわけで、長々とお付き合いいただきありがとうございました!

暑さ対策のまとめです。

 

・冷えピタを脇と背中に貼る!

・男性用ボディペーパーでスースーさせる!

・最後の手段、保冷剤!

 

 ぜひお試しくださいませ~。