9月のコーディネート
9月と言えば、もうすぐ秋！というイメージが強いですが、まだまだ暑いですね。
とはいえ、中旬を過ぎればだんだんと過ごしやすくなると思います。
着物は薄物（絽や紗）から単衣に衣替えです。
教科書通りだと、薄物（絽や紗）はおしまいですが、現代ではまだまだ暑いので、9月上旬までは着ても良いと思います。
着物警察さんはどう思うかわかりませんが…（笑）
着物だけを単衣にするだけなら難しくないのですが、襦袢や帯、帯揚げ、帯締めなど、何を合わせたら良いのかとても難しいです。
私もよく混乱するので、自分のためにもまとめてみました。
単衣に合わせるコーディネート
ちなみに、以下は東京を基準に書いています。
北海道と沖縄では気温が違いますので、地域や気温によって調整してください。
9月上旬
着物…単衣、紗合わせ、絽、紗
帯… 単衣用、絽、絽綴、絽塩瀬、絽縮緬、紗、紗紬、博多帯、羅、麻
帯締め…夏用
帯揚げ…単衣用、絽縮緬、絽
半衿…単衣用、絽縮緬、絽塩瀬、麻
長襦袢…単衣用、絽、紋紗、麻
9月中旬
着物…単衣、紗合わせ
帯… 単衣用、絽、絽綴、絽塩瀬、絽縮緬、紗、紗紬、博多帯、羅、麻
帯締め…夏用
帯揚げ…単衣用、絽縮緬、絽
半衿…単衣用、絽縮緬、絽塩瀬
長襦袢…単衣用、絽、紋紗、麻
9月下旬
着物…単衣、紗合わせなど、透けない生地
帯… 単衣用、絽、絽綴、絽塩瀬、絽縮緬、紗、紗紬、博多帯、軽めの袷用
帯締め…夏用、軽めの袷用
帯揚げ…単衣用、絽縮緬、絽、軽めの袷用
半衿…単衣用、絽縮緬、絽塩瀬
長襦袢…単衣用、絽、紋紗、麻
まとめ
麻や透ける生地（絽や紗）の着物は基本的に8月までなので、9月上旬ぐらいまでが限界だと思います。
透けない生地の着物なら9月に着ても大丈夫です。
帯は絽や紗など、透ける生地のものでもOKですが、9月下旬頃からは少しずつ袷用のものに変えていっても良いです。
ただし、単衣に合わせるので軽めのものから合わせます。
帯を袷用のものに変えたら、帯揚げと帯締めも同様に変えていきます。
外側から秋仕様に変更していきましょう。
9月に咲く花
9月前後に咲く、着物の柄に取り入れやすい代表的なお花を調べてみました。
※（）内は咲いている時期の目安です。花の種類や地域、天候によって変わりますので、参考程度にしてください。
・萩（6月上旬～10月下旬）
・りんどう
・桔梗
・秋桜（7月下旬～12月上旬）
・彼岸花（9月中旬～9月末）
・金木犀（9月下旬～10月上旬）
9月は意外にあまりお花が咲かないですね。
着物に季節の花を取り入れる場合、ほんのちょっと早めに取り入れるのが粋とされています。
でも、あまりにも時期的に遅れていなければ大丈夫ですよ。
柄選びは厳密なものではないです。
その時に一番楽しめる柄が良いと思います。
秋桜柄なんて素敵ですよね。
9月の植物
植物だと、すすきもぴったりです。
すすきと桔梗の組み合わせがとても素敵です。
栗やざくろなどを取り入れて、食欲の秋を表現してみても面白いかも？
これめちゃめちゃかわいい！！！
9月の動物
9月からは鈴虫、トンボ、キリギリス、虫かごなんかも合うと思います。
とても秋らしい柄ですね。
また、9月はお月見があるので兎もピッタリな柄です。
これはかわいい～！
9月のイベント
9月のイベントといえば、お月見ですね。
月とウサギ、すすきがモチーフになったものが多いです。
袷ですが、こんな素敵なセットもありました。
9月の色
秋の始まり、ということ涼しげな色より、少し温かみのある色の方が似合う季節だと思います。
薄い色より濃い色、
寒色より暖色の方が合いそうです。
ただ、まだまだ暑い時期も続くので時期によって変えましょう。
着物を薄い色にして、帯を暖色の濃い色にするだけでも秋の雰囲気が表せると思います。
クリーム色や黄色なんかは良さそうですね。
コーディネート例
個人的に、着物は洗えるものがお勧めです。
特に私は汗っかきなので…。
ポリエステルでも素敵な柄の着物は結構あります。
6月にも着た単衣を9月にも着られないか考え中です。
この単衣です。
でも水色なので、秋っぽくないんですよね。
悩み中です。
